女性の活躍を阻害する「4R」ってどういうこと?
4Rとは、人事(HR)、経理(IR)、広報・宣伝(PR)、カスタマーリレーション(CR/お客様相談室)の4つの部署のことをさしています。
見たとおり、英語名にすると「R」がつくので、4つのR=4Rです。
あと、これに秘書(Secretary)と受付(Reception)がくっついて、6Rと言う場合もあるみたいですが、こちらは、余り使われていません。
これらの部署だけをとりあげて、特別な扱いをする理由は、これらの部署がすべて、「女性が配属されやすいと言われる部署」だからです。
なんで、女性が配属されやすい部署のことがトレンドワードになっているのかというと、それはこの4Rや6Rみたいな女性ばかりの部署に配置して、男女混合の中でもまれる経験をつませてないことが、女性が活躍できない原因のひとつになってるんじゃないかという文脈で使われているからです。
そうなのです。
日本は「女性が活躍できていない国」らしいです。
確かに、上記のランキングを見ると軒並み下位に低迷しています。
それはわかりますが、そもそも、今まで日本で女性が活躍しずらかった背景って、女性が仕事と家事・育児の二重労働を担い、男性は主に仕事をするという役割分担の考え方にあったはずです。
その考え方に立つ限り、女性が子どもを養育したり、家事をこなしながら男性と同じように活躍することは難しいですし、、子どもを育てながら働くとなると、女性のできる仕事が限られてくることも当たり前です。
だから「女性が活躍する社会」を実現するためには、男性が家庭において働く妻を支え家事や育児を分担したり、保育園の整備など、社会が子育て環境を整備することの方が大事なはずです。
なので、それが抜け落ちた、「4Rの部署に配属するから・・」というこじつけ方には違和感を、個人的には感じますね。